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大切な出来事。

昨年の精神病院への入院・退院。
そして、今年の一年間。

私の人生の中で、大きく動いた時間だった。

鬱になったきっかけや出来事は幼い頃からのこと、そして前の夫とのことが大きいのだけれど

その一つが 解決した。



ずっとココロに暗い影があって、ずっと不安で怖かった。



それは、実の母親との関係。




ずぅっと今まで、言えなかったことをぶつけてみた。


どうして辛いときにいつも突き放すの?



私は出来損ないなの?




おかぁさんは、私を愛してるの?



子供の頃から姉と比べられて来た。
姉は文句など言わない「良い子。」


私は、、、いつも文句言うし、父や母からも「出来損ない」と言われて育った。


そんな家には帰っても、居場所がなかった。

いつも寂しかった。


どんなに私が辛いことがあっても、母は来てくれなかった。

大丈夫?

その一言でいいのに、それだけでもよかったのに。

何も言ってくれなかった。


私はずっと愛されているのかわからなかったよ。


再婚して、子供を産んで、鬱が悪化して何度も未遂をした。
何度も荒れ狂ったように泣き叫んだ。

でも・・・ひとりだったよ。


だからね、聞いてみたの。

私のこと、嫌いなの?
私は生きていてもいいの?

私は、ここにいてもいいの?
って。




母はしばらくだまっていた。

そして、一気に私を責めて、「あぁ、お母さんの育て方が悪かったよ。
ダメ親だよ。
私はどう表現していいのかわかんないんだよ。」


それを聞いてもう、これが全てなんだって思ったら
本当に一人なんだって悲しくてわんわん泣いた。

「私みたいな人間でごめんなさい」って。


今まで何を期待してきたんだろう?


私は、何のために生まれてきたの?





その日の夜に母が言った。

「あんたのこと、嫌いになんかなるわけがないでしょう?
あんたはね、お母さんの大事な娘なんだから!!

お母さんはいつぃでもあんたを応援してるし、病気の時もいつでも何か出来ないかってずっと考えてたんだよ。

嫌いなわけないじゃない。

今まで不安にさせてきて、ほんとにごめんね」

って言ってくれたんだ。




嬉しかった。

ずっと、この言葉が聞きたかった。

ココロの暗い物がすぅっと消えていくのがわかるようだった。


鬱病になったもののひとつに"母親との関係が深く根を下ろしている"
って言われたことがある。

私はやっと、この根を切ることが出来たと思う。


ほんの些細なひとこと。
言って欲しい言葉。
聞きたくなかった言葉。

これがこんなにも大きな物だとは、知らなかった。


私も愛する人にはちゃんと伝えなくちゃ。
そして、「言葉のチカラ」をもっと感じなくちゃ。

子供達が同じ思いをしないように、ちゃんと言葉を選ぼう。



そう思えたことが今年の大切な出来事。

きっと、これからは大丈夫。


鬱は完治していないけど、ゆるやかに昔の自分を取り戻し始めている。



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